「掃除ってめんどくさい」
コロナが流行り始め数年。私たちの生活は変わりました。
テレワークの普及などで家で過ごす時間が増えた方は多いのではないでしょうか。
しかし、当然家で過ごす時間が増えればゴミが出てくる量や掃除の時間なども増えてしまいますよね。
でも家にいると必然とゴロゴロしてしまうもの。
床のホコリが気になっていても、いざ掃除するのがめんどくさい。
そんな悩みを解決してくれるのがロボット掃除機「yeedi vac 2 pro」。
毎日の掃除機も、せっかくの休日に床掃除もする必要がなくなります。
アレクサなどのスマートスピーカーでの操作に加え、アプリで細かい清掃場所や予定などの設定も可能です。
また従来のロボット掃除機にはなかった水拭きで床掃除を行ってくれます。
そんな便利なロボット掃除機「yeedi vac 2 pro」を今回は使ってみたのでレビューしていきます。
ロボット掃除機「yeedi vac 2 pro」ってなに?
「yeedi vac 2 pro」は、2019年に設立されたyeedi社から発売しているロボット掃除機で、クラウドファンティングサイト「Makuake」にて先行販売されました。
実はこの「yeedi vac 2 pro」はyeedi社から発売されたロボット掃除機としては2代目です。
初代のロボット掃除機であるyeediモップステーションは、Makuakeにおいて4,700万円の支援額を調達し、ロボット掃除機部門において歴代2位になるほどの人気製品になりました。
そんな期待高まる後継機の「yeedi vac 2 pro」は、毎分480回高周波振動モップパッドで床下の汚れを簡単に自動でキレイにしてくれます。
カーペットも掃除することができ、検知すると乗り上げ、自動で最大吸引力にアップし、毛の隙間のホコリや髪の毛を強力に吸い取ります。
段差も2cmほどの高さなら乗り上げて掃除してくれますし、階段などの落下の危険があるところも自動で検知してくれるので、とても便利なアイテムとなっています。
カラーはホワイトのみ発売。
yeedi vac 2 proのスペック
モデル | yeedi vac 2 pro |
サイズ(L×W×H) | 350mm×350mm×77mm |
重量 | 4.5kg |
モーター | Nidecブラシレスモーター |
ダストボックス容量 | 420ml |
水タンク容量 | 180ml |
動作電圧 | 14.4V |
定格電力 | 40W |
バッテリー容量 | 5,200mAh |
吸引力 | 静音モード 600Pa 省エネモード 1,500Pa 通常モード 2,800Pa パワフルモード 3,000Pa |
清掃モード | 自動清掃/エリア清掃/カスタム清掃 |
動作音 | 約67~70dB |
充電時間 | 約6.5時間 |
稼働時間 | 最大220分 |
センサー | 落下防止/衝突防止/フロアトラッカー/カーペット検知 |
音声コントロール | Alexa/Google Home/yandex Alice |
生産地 | Made in China |
自動集塵ステーション
重量 | 4.3kg |
サイズ(L×W×H) | 300mm×420mm×430mm |
ゴミパック容量 | 2.5L |
定格入力 | 100-240V/50-60Hz |
モーター定格電力 | 1,000W |
集塵動作音 | 83dB |
集塵所要時間 | 20s |
定格出力 | 40W |
生産地 | Made in China |
yeedi vac 2 proの見た目
まずはロボット掃除機「yeedi vac 2 pro」の本体から見ていきましょう。
外箱は長方形の段ボールに梱包された状態で手元に届きます。
長方形の箱は「yeedi vac 2 pro」が入っており、自動集塵ステーションも頼んだ方には下の大きい段ボールも届きます。
中を開け、内容物を並べてみました。
- ドッキングステーション
- yeedi vac 2 pro本体
- 取扱説明書
- 電源コード
- 振動モッピングシステム
- エッジブラシ
本体はよくある円形の形をしており、中央にyeediのロゴ、その上にマッピングセンサーがついています。
電源ボタンは自動モードボタンになっていますね。
yeedi vac 2 pro本体のサイズは直径350mm×高さ770mm。
お世辞にも小型というわけではありませんが、ロボット掃除機ってこれぐらいだよねという標準的な大きさがあります。
本体の蓋を開けるとこんな感じ。
右上の赤いスイッチが電源スイッチ。その隣がリセットボタンになっており、その上はWi-Fiのランプがついています。
真ん中にあるのはダストボックスになっており、ここに「yeedi vac 2 pro」が集めたゴミが溜まっていきます。
自動集塵ステーションを持っていない方は中身をゴミ箱に捨てればお掃除は終わりです。
続いて裏面を見てみるとこのようになっています。
左上に付属していたエッジブラシを取り付けるとこがあるので利用する前に押し込んで取り付けておきましょう。
ドッキングステーションを好きな場所に置き、電源コードを挿すだけ。
裏面には滑り止め加工になっています。
これで後に説明する「yeedi vac 2 pro」の使い方を覚えれば自動でお掃除してくれます。
水拭きをするときは前もって振動モッピングシステムを付け替えておきましょう。
まずは元々ついていたモッピングシステムを外し、付属していた振動モッピングシステムに水をいれておきます。
水をいれたら「yeedi vac 2 pro」に装着し準備完了です。
自動集塵ステーションの見た目
vac 2 proには別売りで自動集塵ステーションも発売しています。
自動集塵ステーションがあるだけで「yeedi vac 2 pro」が集めたゴミを自動吸引し、溜めといてくれます。
簡単に言えば「yeedi vac 2 pro」専用のごみ箱ですね。
ゴミパックは約2.5L分のゴミを溜めることができるので、ゴミ捨ては数か月に1回中のゴミパックをつまんで捨てるだけで床掃除が完結します。
- ベース
- ダスト容器
- 取扱説明書
- 電源コード
- スロープ板
- ダストパック
- 工具(ドライバーとネジ)
ベースとダスト容器、スロープ板を組み立て電源コードを挿せば設置は完了です。
まずはベースとダスト容器を組み合わせ
付属のネジとドライバーを使って固定していきます。
あとはスロープ板を被せ終了です。
写真では電源コードの余りが伸びていますが、きちんと背面に電源コードを巻き付ける場所があるので安心してください。
自動集塵ステーションのサイズは横300mm×奥420mm×高さ430mmとなっています。
ただこれはスロープ板をつけていない状態でスロープ板をつけると奥行が580mmほどと長くなるので置き場所には注意しましょう。
「yeedi vac 2 pro」が集めたゴミはゴミパックに溜まっていき自動集塵ステーションの蓋を押すだけで開くようになっています。
掃除後に見るときちんとゴミが溜まっているのが見えます。
掃除の頻度や部屋の広さにもよるとは思いますがゴミを約2か月ほどほったらかしにでき、捨てるときも蓋を開け、ダストパックの中身をゴミ袋に入れるだけでなので簡単。
ただ欠点として「yeedi vac 2 pro」が集めてきたゴミをダストボックスに入れるとき、動作音がかなりします。
イメージとしては昔からある掃除機を使っているような音ですね。
音量が大きいので視聴する前にお使いの機器の音量を小さくしてから再生してください。
お使いの機器や再生している環境、音量によるので実際の動作音は中々伝えづらいですが、家庭用掃除機と同等がそれ以上と思ってください。
yeedi vac 2 proの使い方と掃除の様子
yeediアプリを使って掃除機を操作
基本的に専用のyeediアプリを使うことで「yeedi vac 2 pro」の機能が利用可能です。
初期設定を行う前に、以下のことがちきんとできているか確認ください。
- お使いの携帯電話がWi-Fiネットワークに接続されているか。
- 2.4Ghz帯域の無線信号がルータで有効になっているか。
- 掃除機のWi-Fiインジゲーターライトがゆっくり点滅している。
それでは順を追って解説していきます。
基本的にアプリの案内通りに設定していけば問題ありません。
ただし注意点としてWi-Fi接続時には、5Ghzではなく2.4Ghz帯域のものをきちんと入力しましょう。
きちんとセットアップが完了したら右の画像が表示されます。
もし何度試しても上手くいかない場合は、本体のリセットボタンを5秒以上長押しし、ネットワークに再接続してください。
それでも上手くいかない場合は失敗時の画面右上にお問い合わせボタンがあるのでそちらにメールしてみてください。
また、やっておいたいい設定は言語設定。
デフォルトでは英語になっているので日本語設定にしておけば音声案内もわかるようになります。
以上で設定は完了です。
yeedi vac 2 proを使って床掃除をしてみる
アプリの設定が完了したら「yeedi vac 2 pro」を使って掃除ができるようになります。
ちなみに初回走行時は部屋マップを作成します。
2回目からはyeedi vac 2 proがどこを掃除しているかアプリ上でリアルタイムに確認することができます。
もちろんこう言った機能のみならず肝心のお掃除もきちんとやってくれます。
水拭きモードでは1秒間に8回。毎分480回もの振動をすることで床下の頑固な汚れを落としてくれます。
そして机の下などいざ雑巾がけをしようとしても面倒な場所まで自動で掃除をしてくれます。
もちろん水拭きなので、「yeedi vac 2 pro」が通ったあとは床が濡れますが、すぐに乾くので床がべた付く心配もありません。
裏面を見れば以下に床の汚れが取れているか一目でわかりますね。
掃除後は余った水、そしてモップを洗う必要があるので少し手間がかかってしまいます。
面倒であればモップは2回に1度でもいいですが、水はきちんと捨てるようにしておかないと、次回使うときに乾かず古い水と新しい水が混ざった状態で使うハメになるので忘れず捨てておきましょう。
▼掃除中の動作音とステーションに戻る様子
自動集塵ステーションほどにないにしろ動作音はそれなりにするので、夜中に動かすのは控えたほうがよさそうです。
yeedi vac 2 proの良いところ
自動で床のホコリだけではなく、水拭きをしてくれる
「vac 2 pro」にあって他社のロボット掃除機にないもの。それは掃除機機能だけではなく、水拭きをしてくれる点。
リビングにご飯粒や醤油、ジュースなどこぼしたり気づかない間に床に跡ができていた。そんな経験はないでしょうか。
他社のロボット掃除機も確かにホコリなど掃除機としての仕事はやってくれますが、「vac 2 pro」は雑巾がけまでやってくれます。
そのため自分が気づいていない間にできてしまった汚れや、わざわざ雑巾がけをする必要もなく床を水拭きしてくれるのが他のロボット掃除機にない強みだなと感じました。
毎日の掃除の時間が空く
yeedi vac 2 proに限らず、ロボット掃除機全般に言えることですが、1日15分や30分掃除している方であればその時間を他事に有効活用することができます。
主婦の毎日の掃除時間の短縮はもちろん、仕事終わりに掃除をすることも、休日はゆっくりしたいと思っている方も面倒な床掃除を自動で行ってくれます。
スマホなど便利な物は普及し、当たり前になってきましたよね。
面倒な床掃除はロボット掃除機に任せて空いた時間を好きに使っちゃいましょう。
アプリがシンプルで直観的に使える
初期設定さえ行ってしまえばアプリの見たまんま直観的に操作しやすく、わかりやすいので自分好みのお掃除設定が簡単だなと感じました。
吸引・水拭き禁止エリア、水拭きのみ禁止エリアなどを設定することもできます。
もちろん、吸引力や水量調節も行えますし、掃除履歴などチェックできたり、掃除予約の機能も使えます。
yeedi vac 2 proのイマイチなところ
動作音がちょっとうるさい
vac 2 proのみに限った話ではないですが、掃除中、それなりの動作音がします。
何か作業をしていたり集中したいときに作動させるとうるさいと感じるのでタイミングを見計らうようにしましょう。
賃貸で壁が薄いとこに住んでいる方は夜中に作動させない方がいいですね。
自動集塵ステーションを置くと場所をとる
自動集塵ステーションを置くと自動でゴミを溜めといてくれて大変便利な反面、サイズが大きいので場所を取ります。
部屋に置くとそれなりの存在感があるので自身の部屋のデッドスペースなどを見つけ、有効活用する必要がありますね。
部屋の角の掃除は苦手
数回試すうちに部屋の角のホコリがキレイになっていないことに気が付きました。
掃除機本体が円形などもあって角付近のお掃除は手が届きにくいのだろうと思います。
こういったとこは構造上に限界がある部分だと思うので自身で掃除をする必要がありますね。
「yeedi vac 2 pro」レビューまとめ
評価:4
Good
- ホコリだけではなく、水拭きまでしてくれるロボット掃除機
- アプリが直観的に操作できる
- 掃除に使う時間が大幅短縮でき、かつキレイ
Bad
- 動作音がうるさい
- 水拭きのモップや水の準備が手間
- 角隅は自分で掃除する必要がある
自動集塵ステーションの音、ロボット掃除機の動作音と音に関する不満はあるものの、それを上回る水拭きの感動。
そしてそれが自動でゴミ捨てはワンタッチという手間のかからなさ、そして「yeedi vac 2 pro」の掃除の性能には驚きました。
水拭きの手間はあるのの吸引機能メインで水拭きはたまにする程度であればそこまで気にする必要もなく、本体のみであれば3万円と安くはありませんが、手が届かないという値段ではありません。
僕自身はこれからも使っていきたいなと感じるロボット掃除機でした。
【yeedi vac 2 pro レビュー】水拭きからゴミの回収まで自動のロボット掃除機でした。