【AT2035レビュー】初めてのマイクとしてオススメ。AT2020よりもいい理由とは

友達と一緒にゲームをしたり、YouTubeのゲーム配信を僕はiPhoneに付属していたAirPodsを利用していました。

ボイスチャットや配信のアーカイブで自分の声を確認してみると音がこもって聞こえていることに気が付きます。

たくぼー
付属品にしては充分な音質なんだけど配信向きではないよね

そこで多少の高価なものでもノイズが少なく、音質がいいマイクを探しに動画やレビュー記事を探していると「AT2035」が見た目と性能がよく、コスパがいいんじゃないかと購入してみることに。

様々なマイクが世の中にはありますが、音質がとてもクリアになりとても満足のいく商品でした。

今回は僕と同じように

  • 初めてのマイクを探している
  • 少し高くても自分の声が綺麗に聞こえるマイクはないかな

と悩んでいるあなたに「AT2035」をオススメします。

よく入門編マイクとして挙がる「AT2020」ではなく、「AT2035」を購入するにあたった経緯も比較しながらご紹介していきます。

目次

AT2035とは

『AT2035』とはAudio-technicaが発売しているコンデンサーマイクのATシリーズの1つです。

マイクには大きく分けて「ダイナミックマイク」と「コンデンサーマイク」の2種類があります。

特徴

ダイナミックマイク:丈夫で電源が必要なく、感度が低い

コンデンサーマイク:別途電源が必要。感度が高いため、振動や湿気などに弱い。

といった特徴があり、コンデンサーマイクは、電源が必要なため、オーディオインターフェイスといったマイクに電源を供給する機材が別途必要。

オーディオインターフェイスにはXLRケーブルといったケーブルが必要になります。

製品には付属していませんので一緒に購入をしておきましょう。


出費がかさんでしまうのが嫌なので僕は値段が安く、評判がいいオーディオインターフェイス『UM2』を購入しました。

レビュー記事はこちら

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ATシリーズの比較

このATのマイクはシリーズとして様々な種類のマイクが発売されています。

本記事では「AT2035」のレビューをしていますが、用途や予算で選べるマイクが変わると思いますので、是非参考にしてみてください。

AT2020AT2035AT2050
価格¥10,780¥16,280¥25,080
指向特性単一指向性単一指向性可変(全指向性/単一指向性/双指向性)
感度(0dB=1V/1Pa、1kHz)−37dB−33dB−42dB
SN比(1kHz、1Pa)71dB以上82dB以上77dB以上
電源ファントムDC48Vファントム DC11~52Vファントム DC11~52V
重量345g403g412g
付属品・専用スタンドマウント
・マイクポーチ
・変換ネジ
・専用ショックマウント
・マイクポーチ
・変換ネジ
・専用ショックマウント
・マイクポーチ
・変換ネジ

今回ご紹介するAT2035は真ん中のスペックとなりますね。

指向特性は単一指向性です。

これは正面から音を拾うタイプを指していて、配信やボイスチャット目的、音楽用途で使う分には特に問題ないです。

SN比とは信号と雑音の比率のことで、値が大きいほどノイズが少なく聞こえることを表しています。

AT2020が71dBに対しAT2035は81dbなのでとても向上していますね。

ただし耳が肥えている人ではないとほとんど感じられない差しかありません。

小さい音を録るときにちょっとノイズがなくなったかなと違いを感じれる程度です。

SN比

AT2035の外観と特徴

それではさっそく「AT2035」の外観を見ていきましょう。

シンプルな箱に入っており、中を見てみるとマイク本体と付属品が入っていました。

箱に入っていたものを並べてみると以下のものが入っています。

  • AT2035マイク本体
  • ショックマウント
  • 専用ポーチ
  • 変換ねじ
  • 取扱説明書

続いてマイク本体を見ていきましょう。

マイク本体はこんな感じ。

入門編と言われるマイクですが、質感はとても高くカッコいいです。

マイク本体には水滴模様がついています。

また、裏面の左には「LOW CUT」機能が、右側には「PAD」機能が使用できるスイッチがついています。

LOW CUT:80Hz以下の音をカット
下り坂になっている絵にスイッチを向けるとONになります。

PAD:入力信号を-10dB減衰させる機能
ONにするとマイク音量が下がります。

音量調節などはほとんど手元のオーディオインターフェイスやPCなどで調節するため、あまり使わないですが、ないよりはあった方がいい機能などでどこかで役立つかもしれませんね。

底面にはXLRケーブルの差込口があります。

マイク性能がいいのはもちろんですがショックマウントも付属品なだけあってしっかりと固定してくれます。

安いショックマウントだとマイクが外れないか心配するような商品もあるのでとても安心できますね。

マイクアームに取り付けるとこんな感じ。

なんかスタジオ感が出てきますね。

知らない人が見たらYouTuberかなと思っちゃいます。

また、変換ネジも付属しているためサイズ調節も可能になっています。

専用ポーチはマイクを持ち運ぶときに便利です。

ただしマイクとショックマウントが一緒に入れられないため、用途はないかも。

一応マイクのみなら入りますが、これは小物入れとかにしようかな。

AT2020よりAT2035をオススメする理由

よく初めてのコンデンサーマイクの購入候補に挙がるATシリーズの中で「AT2020」を検討している方は多いのではないでしょうか。

AT2020よりAT2035をオススメする理由として大きいのは、ショックマウントが付属していることが最大の理由。

先述したコンデンサーマイクの特徴として感度がとても高いです。そのため、足音や生活音などの音の振動をゴムで吸収してくれるといった重要な役割を担っています。

ショックマウントを購入しようとすると5,000円ほどしてしまうので実質1,000円ぐらいで上位のマイクが購入できることになります。

また、先述したAT2035本体の特徴に「LOW CUT」と「PAD」機能がついています。AT2020にはついていない機能になりますね。

AT2035の音質について

マイク音質というのは録音する環境や機材によって音質が変わります。

そのためまったく同じ音質を手に入れられるかはわかりませんが、参考程度にAT2035の音声データを貼っておきます。

オーディオインターフェイスはベリンガーの「UM2」を使用。

『AT2035』+『UM2』音声

どうでしょうか。

ノイズも少なく、音声がクリアに聞こえるようになり、個人的にとても満足しています。

AT2035を実際に使ってみて感じたこと

実際に使用してみて感じた良いところと悪いところを挙げていきます。

Good

  • 16,000円でクセもなく音質がいいコンデンサーマイク
  • 予算に余裕があるならAT2035。少しでも費用を抑えたい場合はAT2020を
  • ノイズも少なく、見た目もカッコいい
  • 専用ショックマウントが頑丈で付属品のわりに大満足

Bad

  • ショックマウントを付けるとマイク裏面にある「LOW CUT」「PAD」のスイッチが押しづらい
  • 専用ポーチの見た目がいいだけにマイクとショックマウントが入らないのが残念

音響関係はどうしてもお金がかかってしまうもの。

たくぼー
コンデンサーマイクを利用するために、オーディオインターフェイスやXLRケーブル。マイクスタンドも必要になるため周辺機器もいるしね。

ただし、こういったマイク本体は頻繁に買い替えるものではありませんので、長く利用するならちょっとでもいいマイクを買っておけば後悔しない買い物をすることができます。

またノイズは配信などの自分の声を聞いてくれる人に不快感を与えないためにも少なくしたいもの。

夏であればエアコンのファンの音、冬であればヒーターなどの騒音といった雑音があります。

AT2035は配信中にこれらの音を入れないためとても快適に行うことができました。


僕みたいに初めてのコンデンサーマイクを探している。ノイズが少なく、コスパがいいマイクを探している人にオススメです。

以上、『AT2035』のレビューでした。

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