iPhoneの充電残量が少なり、カバンからモバイルバッテリーを取り出し、絡まったケーブルをほどいて充電をするといった経験はモバイルバッテリーを持ち歩いている方なら経験がありますよね。
絡まったケーブルをほどくのもiPhoneに挿すのも面倒だな
こんな悩みを解決してくれるのが、数多くのモバイルバッテリーや充電器を販売しているCIOから「MB-20W-5000-MAS」が発売されました。
「MB20W-5000-MAS」を使えば、iPhone12シリーズから搭載されたMagSafeやAppleWatch、ワイヤレス充電に対応しているイヤホンなど置くだけで充電が外出先でも可能に。
モバイルバッテリーにスタンドもついているのでiPhoneで動画を見ながら充電といった使い方もできます。
また、見た目もシンプルなデザインなので、オシャレなアイテムを持ち歩きたいといった方にもGood。
そんなケーブルいらずで置くだけ充電ができるモバイルバッテリー「MB20W-5000-MAS」を数週間ほど使ってみたのでレビューしていきます。
CIO MB20W-5000-MASの概要と特徴
CIOの「MB20W-5000-MAS」は、クラウドファンディングサイト「Makuake」にて目標金額 300,000円に対し、応援購入総額18,017,260円も達成した人気商品。
CIOの「MB-20W-5000-MAS」の特徴は先述したとおり、iPhone12&13やAppleWatchなどをワイヤレス充電できるモバイルバッテリーという点。
他にもスタンド付きといった点が主な特徴となっています。
容量は5,000mAhとiPhoneを約1回ほど充電できる容量となっています。
本体とモバイルバッテリーを同時に充電できるパススルー充電にも対応。
CIO MB-20W-5000-MASのスペック
製品名 | CIO-MB20W-5000-MAS |
カラー | ブラック・ホワイト |
容量 | 5,000mAh |
蓄電時間 | 約1時間半 |
入力(Type-C PD) | 5V=3A/9V=2A/12V=1.5A(18W Max) |
出力(Type-C PD) | 5V=2.4A/9V=2.2A/12V=1.6A(20W Max) |
ワイヤレス充電 | 5W/7.5W/10W ※対応iPhoneは7.5W/対応Androidは10W) |
AppleWatch充電 | 最大2.5W |
サイズ | 約H94.5xD63xW16.5mm |
重量 | 約150g |
カラーはブラックとホワイトの2種類。
CIO MB20W-5000-MASのレビュー
外箱はわかりやすくスペックなど表記されています。
中を開けてみると以下の内容物が3点。
左からMB20W-5000-MAS本体、UCB-C to USB-Cケーブル、取扱説明書が入っています。
- MB20W-5000-MAS本体
- UCB-C to USB-Cケーブル1.5m
- 取扱説明書(日本語対応)
本体を見ていくとCIOの「MB20W-5000-MAS」は、サラサラした質感とシンプルさで男性でも女性でも持ち歩きやすいデザインに。
中央部分にCIOのロゴが薄っすら映っており、下にはスタンドがついてあります。
それぞれの側面はこんな感じ。
続いて上下。
下側面には左から電源ボタン、電源横のLED(青)は、ワイヤレス充電のLED。
USB-C入出力ポートとバッテリー残量を表すインジゲーターがそれぞれついています。
電源ボタンを押すかデバイスをバッテリーに接続することで残量が表示されます。
バッテリー残量は4目盛り分あり、25%ごとに残量がわかるようになっていますね。
- LED1点灯→0~25%
- LED2点灯→25%~50%
- LED3点灯→50%~75%
- LED4点灯→75%~100%
サイズは約H94.5xD63xW16.5mm。
マウスと比べても小さいのがわかります。
重さも約150gと数あるモバイルバッテリーの中でもかなり軽い部類。
MagSafe対応でiPhone12にピタッと吸着
また本製品の最大の特徴とも言えるMagSafeに対応しているのでiPhoneの背面部分に近づけると磁力で吸着。
背面にモバイルバッテリーがついた状態なので、操作は少しやりづらいもののやれないことはありません。
ただし150gと軽いもののiPhoneの重量も追加されるので、長時間の操作は腕がそれなりに疲れてしまいます。
iPhoneケースはマグネット内臓の「Spigenのマグ・アーマー」を使っていることもあり、がっちり固定してくれます。
ケースを使用していないiPhone自身の磁力でもキッチリくっついてくれていました。
MagSafe対応ケースを使っていないと磁力が弱くなり、不安定になってしまうのが欠点。
また、どれも吸着時に操作していると左右に製品が少しズレることも。
動画の視聴時に使えるスタンド付き
ケーブルを使って充電、ワイヤレス充電も対応している本製品ですが、本体にはスタンドをついています。
しっかりスタンド部分も角度調節も可能です。
横置きで動画視聴時にも便利。
ブラックは触った後に指紋が目立つ
ちなみに「MB20W-5000-MAS」を触った後は手の脂が本体につき、跡がつきます。
カラーがホワイトだと目立つことはないと思いますが、ブラックの購入を考えている方は自分が気になるタイプか考えておくことをオススメします。
CIO MB20W-5000-MASの充電性能
CIOのMB20W-5000-MASはワイヤレス充電にも対応しているのでワイヤレス充電と、充電ケーブルでiPhoneを充電した場合の50%ごとの充電にかかる時間を計測してみました。
なお、ワイヤレス充電時はiPhoneケースを外して計測しているので、お使いのiPhoneケースなどの環境の違いによって充電速度が変わる場合があります。
充電ケーブル接続時時
1%→50%
50%→100%
1%→50% 約28分
50%→100% 約1時間40分
ワイヤレス充電
1%→50%
50%→80%
1%→50% 約1時間40分
50%→100% 約3時間25分
以上のような結果となりました。
当然のごとくワイヤレス充電より充電ケーブルを接続した方が速度が速いですね。
また、ワイヤレス充電ではiPhone12をフル充電することはできず、80%ほどまでしか充電できないといった結果となりました。
CIO MB20W-5000-MASのいいところ
小型かつケーブルいらずで、ながら操作がカンタン
本製品の目玉であるMagSafe機能を使ったワイヤレス充電。
ケーブルいらずで置くだけ充電はもちろん手に持って操作しながらiPhoneを操作することができます。
ケーブル類はどうしても絡まったりカバンの中でぐちゃぐちゃになっていたりと煩わしくなることが多々あるので、持ち運び前提のモバイルバッテリーとして嬉しい点。
スタンドが便利
「MB20W-5000-MAS」にはスタンドがついています。
そのため動画を視聴したり作業しながらいち早く通知に気付けるようにiPhoneのディスプレイが視界に入るように置いておけたりと中々に重宝します。
角度調節もそこそこ自由度があるので好みの角度に変えることができます。
CIO MB20W-5000-MASのイマイチなところ
ワイヤレス充電をしながらiPhoneを使用すると位置がズレる
磁力が弱く、モバイルバッテリーだけを持つとiPhoneが落下しそう。
とまで弱いわけではないのですが、ワイヤレス充電をしながらiPhoneを操作すると必ずと言っていいほど定位置からズレてしまいました。
僕自身は大雑把な性格なので気になるレベルではありませんが、少し几帳面な方は角度がズレるといったことが気になってしまう方もいるのではないでしょうか。
縦置きにするとケーブルの差込口が下になってしまう
iPhoneを充電しながらスタンドにもなる本製品ですが、いざ縦置きにするとケーブルの差込口が下になってしまうためケーブルが挿せないといった問題がでてきます。
もちろん、縦置きにするときはモバイルバッテリーにケーブルを挿さずにワイヤレス充電をすれば良いだけです。
ただ本体とモバイルバッテリーを同時に充電できるパススルー充電にも対応しているため「MB20W-5000-MAS」を充電しながらiPhoneを充電するといったことが難しくなります。
側面に持ってくることは難しかったのかな
そのため縦置き使用する場合のみパススルー機能を使うのは諦めるしかないですね。
モバイルバッテリーの容量は5,000mAhなので不安が残る
これは購入する前からわかることですが、容量は5,000mAhとiPhoneを約1回しかフル充電できる容量しかありません。
iPhoneが1回充電できれば充分という方なら問題ありません。
ただ、個人的にはモバイルバッテリーの充電をよく忘れたり、容量が足らないという方は、倍の10,000mAhは欲しいと感じるので「MB-20W-5000-MAS」は、選択肢から外れるでしょう。
5,000mAhの容量じゃモバイルバッテリーとして不安だという方は同社製品の小型10,000mAhのモバイルバッテリー「SMARTCOBY Pro30W」があるので、こちらがおススメです。
CIO MB20W-5000-MASのレビューまとめ
評価:3
Good
- シンプルかつ洗練されたデザインで、質感も良し
- MagSafeに対応しているため、置くだけで充電できる
- スタンドがついていて動画の視聴や、PC作業中など通知がきてもすぐに気づくことができる
Bad
- 5,000mAhと、iPhoneを約1回ほどしかフル充電できないため、少し使い勝手が悪い
- iPhoneを縦置きにするとスタンドの構造上、角度が制限される
- 縦置きでスタンドを使うとケーブルの差込口が地面側になってしまうためMB-20W-5000-MASを充電できない
CIO の「MB20W-5000-MAS」は、「ここが気になるんだよな」といった惜しいと感じる部分もいくつかありました。
ただしそれを上回る便利な機能も。
パススルー機能もあるので寝る前にiPhoneに充電ケーブルを挿すのではなく、モバイルバッテリーの上に置くだけで2つを1度に充電でき、外へ持ち出すときは「MB20W-5000-MAS」ごと持って行くといったことができます。
ワイヤレス充電に対応しているので、「MB20W-5000-MAS」に挿したケーブルを抜くだけでいいので手間もかかりません。
また、外に充電ケーブルを持ち歩かなくても良いといったメリットもありますね。
惜しい部分があるものの、こういったモバイルバッテリーがあったら良いのに。を叶えてくれている製品でした。
以上、【CIO MB20W-5000-MAS レビュー】ワイヤレス充電もできるハイブリッドモバイルバッテリーでした。